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「こちら側のどこからでも切れます」と書いてあるくせにどこからも切れない! というような場合が、稀にある。 歯で切ろうとしたら、勢いよく袋が破れ、アゴが調味油まみれになったのである。 損した。
以下は損した内容の明細である。
調味油 三分の二ぐらい ティッシュ 二枚 楽しい気分 それまでの楽しい気分を98%減じた 男前 アゴが油でぬらぬらとテカり、せっかくの男前も台無しである ラーメンの味 調味油が少なくなったぶん、最良の調味とは言えなくなった 時間 アゴを拭くのに、30秒ぐらいはかかった 栄養 4、5回寝返りをうてるくらいのカロリーはあると思う
本当に取り返しのつかないことをしてしまったものである。
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| 誤爆・・・・ |
先日、友達のライブを観に行った。何ごとにも陶酔しがちなわたしは、ぼんやりとなった頭にアルコールの夕立を浴びせたく思い、ビールをがぶがぶ飲んだ。口中においてではなく、胃の腑で味わうかのように、ビールを腹のなかへと流し込んだ。酔った。酔ったはよいが、わたしの膀胱のサイズは鳩の膀胱のサイズとさほど変わらないぐらいなので、尿意、にょうい、ニョウイ、NYOUIと、下腹部には常に尿意しか感ずることができなくなってしまうのである。アスワンハイダムクラスの貯水量が欲しいものである。
何度もトイレへ行っては、放尿した。ずいぶんひどく酔ってしまっていたので、排尿する際に尿がきれいな放物線を描くためには、甚大な努力を要した。しかし、そんな努力のことなどはどうでもいい。 そこのトイレには妙なところがあった。わたしは四、五回そのトイレを使ったのだけども、わたしがトイレへ入る度、いつでも便座が下りている。そんなことは、わたしのよく知っている便器の日常ではめずらしいことである。わたしは便座を上げながら、酔っ払った頭でこう考えていた。「ここの男どもはウンコばかりしやがる!」
しかし、真実は、・・・・どこか間違っているような感じは、果たして便器の様子ではなかった。間違っていたのは、わたしのほうであったのだ! 女子便所を男子便所だと勘違いして、ずっと使用していたのであった。冷や汗の出る間違いである。ともかくも、出入りしているのを人に見られていなかったのは、幸運というほかない。救われた。
しかし、一回や二回ならともかく、なぜにそう幾度も、女子便所のほうへと間違えて入ってしまったのであろうか? 一回目は、男女のマークもざっと確認したのだとは思うのだが、そこに見間違いがあったようである。たしかに、薄暗い照明のなかに、男女のマークの青と赤の色の差が、明確に感ぜられないということもあった。二回目以降は、もう、そっちが男子便所なのだという先入観ができていたのかもしれない。 それともうひとつ思うことは、たとえば、地下鉄やらデパートやら公園やら、公共におけるトイレの場合、だいたいにおいて、右側が男子、左側が女子というふうに決まっているような気がするのである。それで、いつもの生活の習慣が、その間違いに反映されたとも限らない。そんな気がする。そのライブハウスは、その逆で、右が女性、左が男性になっていたのだから。
自分のことばかり話していては申し訳ない気がするので、ひとつここに書き加えておきたいが、わたしの後にトイレに入った女性たちもわたしと同様に不思議な気がしたであろう。 なぜなら、女子便所なのに、便座が上がりっぱなしになっていたのだから!
本当にすみませんでした・・・・。
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| 心温まる悶々の日 |
年に二回か三回か四回か五回ぐらい(調子のよい年は百回ぐらい)、「わたしはなんという幸運の星に生まれついた男なのであろう!」と、得体の知れない虚空に向かって、声高に叫びたくなることがある。毎年恒例となってしまった「女子大の学園祭への出店」もそのうちのひとつである。 毎年この時期になると、いまでは十二分にオヤジとなってしまったわたしと彼(モックン)は、加齢臭を鎧のように身にまとい、鼻息も猛々しく(ビブラートをときおり交えながら)、北へ向かって車を走らせる。 女子大へ到着する。立ち込めるフェロモン、充満するフェロモンにむせ返りそうになるのを我慢しながら、大人の態度をくずさぬよう、かろうじて人間としての尊厳を保ちつつ、今では馴染みになった我らが出店ブースへと向かうのである。 テンションは高まる。 着いて早々、勢いあまったテンション(うんこ)が尻の穴から飛び出した。脱糞したのである。楽しいことばかりを考えていたので、腸も元気を取り戻したのであろう、快便であった。拍手されたい気分であった。
これまでは毎年、わたしたちのブースの向かいでは、ソフトボール部の娘っ子たちがハシマキを売っておったのだが、部員が足りないというので皆に惜しまれつつも廃部となってしまった。かわりに今年は、何かの部というのではなくて、「自分たちは仲良しグループなのだ」という娘っ子たちが、ジャガバタを商いしておった。 毎年わたしたちは、向かいで商いしておる娘っ子たちにプレゼントをするのが、いつのまにか恒例の行事みたいなものになっていて、今年はわたしは彼女らに「ジャガバタの神様」を彫ってプレゼントしたのである。ジャガバタがたくさん売れるようにと願いを込めて、彼女らに「ジャガバタの神様」をプレゼントしたのである。そうして、「ジャガバタの神様」のおかげなのかどうかはわからないけれども、ジャガバタは飛ぶように売れていた。実際に、人の目を盗んで、ジャガバタは飛んでいたのではなかろうか? そのくらいよく売れたということである。
心温まり、元気をもらい、ありがたいと言うほかない。 娘っ子たちに感謝! また来年!
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| ビールの売り場における差別的陳列と小さい男としてのわたし |
発泡酒を買いに行ったのである。るんるん気分の足取りで、とまでは言わないにしても、るんるん気分に限りなく近い気分の足取りで、発泡酒を買いに行ったのである。
場所は近所のスーパーである。 いつもどおりに、実にいつもどおりに、今日も発泡酒は冷えていない。冷蔵庫の調子が悪いのか、わたしの調子が悪くて冷えているのを冷えていないように感じているだけなのか、はっきりしたことはわからないけれども、とにかく「冷えていない」。 どの銘柄の発泡酒に手を触れてみても、どれも冷えていない。これだけたくさん陳列してあるのだから、そのなかの一本ぐらいは冷えていてもよさそうなのに・・・・・・・(わたしは相当な数の発泡酒に手を触れてみたのである)、「どれも冷えていない」。 それでわたしは、いつもは目を向けないほうの、発泡酒ではなくて本物のビールが陳列してあるほうの冷蔵庫に歩み寄った。涼気がわたしの毛深い耳たぶを打った。なにかをひどく錯覚したときに感じるような軽い眩暈があった。そこは、・・・・・・その冷蔵庫は、・・・・・・・おぉ!・・・・・・・ホッキョクグマがいびきをかいて鼻糞をほじくりながら寝そべっていてもおかしくないぐらいに、冷えているではないか!
もちろん、倹約の精神を禁酒の精神と共にどぶ川に捨て、本物のビールを買い物かごに放り込んだのであった。そして思った。偽者のビールである発泡酒が、いかに差別的な扱いを受けているのかを。そしてまた、こうも思った。わたしも本物の人間になることができれば、冷えていない冷蔵庫みたいな場所から、冷えている冷蔵庫みたいな場所へと、住処を変えることができるかもしれんな、と。
本物のビールを手に入れた喜びで、帰りはるんるん気分の足取りであった。
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| 創作合宿 |
やりますよ。 5/5 5/6 の二日間です。 あ〜、ずっと、ブログのほう、放置しっぱなしで、ごめんなさいね、みなさん。 わたしにしては、めずらしく忙しくあわただしい日々を送っていたのです。 こんなに忙しくしていると、周りの人たちから、「この男は川部賢などではなくて別の男だ!」とみなされてしまうので、そうなってしまうまえに、早々に暇な男に舞い戻らなければならないのですけれども、なかなかそうもいきません。(どうにも回避できない強力な力が、わたしをハンモックの上から押し出すのである!) だから、元の川部賢が好きだった人には、ほんとに申し訳ないと思ってしまいます。
ともかく、合宿です!
詳しくはこちら↓ http://www.h2.dion.ne.jp/~amedama/pageGW.html
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